セビジャーナスの世界観…曲の成り立ち、歌詞や踊りについて【その2】

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さて、お待ちかね!

今回はいよいよセビジャーナスの世界観を探ってみますᕦ(ò_óˇ)ᕤ


ようやく曲や踊りのことについて話しましょう!!!

セビジャーナスもフラメンコの他の曲同様、
周辺地域の音楽的な影響を受けて出来上がったようで、

元はスペイン中部のカスティーリャ地方の古い曲・セギディージャスのリズムからできているとされています。

リズムは3拍子で、6拍を1つの周期として歌や踊りができています。

しかし実は、フラメンコの中でセビジャーナスが特徴的なのは何と言っても歌詞です!


セビジャーナスの歌詞

短くて、細かいストリー性を持たないフラメンコの歌詞の中で、
1番から4番まで揃った歌詞を持つことが珍しくないセビジャーナスは、

歌詞の量も多くはっきりとした物語を持っていることが多いです。

メロディーは、明るいものからマイナーのもの、いかにもフラメンコな音まで本当に幅広くバリエーション豊か。

セビジャーナス専門のアーティストもいる程で、
今でも毎年たくさんの新曲が発表され続けています。

そんな中、今回ご紹介するのは日本では「ミララカラ」の名前で呼ばれている
セビジャーナスの定番曲『SEVILLANAS PARA CONQUISTAR』。

何を隠そうこの曲、70年代にスペインで大ヒットしたセビジャーナスなんですよ。

そもそもこのタイトル『SEVILLANAS PARA CONQUISTAR』

訳すと「口説き落とすためのセビジャーナス」の意味なんです!

むむっ!!

急に前のめりになって聞いてしまった、あなた!

同感です ( ͡° ͜ʖ ͡°)

どんな歌詞なの早速、歌詞の内容をを見ていきましょう!


歌詞 スペイン語の歌詞と読み方


SEVILLANAS PARA CONQUISTAR

スペイン語の歌詞と和訳はこんな感じです。

時間がある方は辞書を片手に読んでもらっても良いですが、
まずはカタカナの読み方を読んでみてください。

フラメンコをやっている方は、「あ!聴いたことある」っていう方も多いんじゃないでしょうか?


1

MIRALA CARA  A CARA  QUE ES LA PRIMERA

ミララ   カラカラ     ケラ  プリメーラ

QUE ES LA PRIMERA

ケラ  プリメーラ

MIRALA CARA A CARA  QUE ES LA PRIMERA

ミララ   カラカラ     ケラ  プリメーラ

MIRALA CARA  A CARA  QUE ES LA PRIMERA

ミララ   カラカラ     ケラ  プリメーラ

QUE ES LA PRIMERA

ケラ  プリメーラ

Y LA VAS SEDUCIENDO A TU MANERA

イラバ  セドゥスィエンド アトゥマーネラ

Y LA VAS SEDUCIENDO A TU MANERA

イラバ  セドゥスィエンド アトゥマーネラ

ESA GITANA    ESA GITANA    ESA GITANA

エサ  ヒターナ   エサ  ヒターナ   エサ  ヒターナ

SE CONQUISTA BAILANDO POR SEVILLANAS

セ    コンキスタ  バイランド ポル セビジャーナス

1番和訳

彼女の方を向こう さぁ1番だ!

さぁ1番だ!  彼女の方を向こう

さぁ1番だ! 君のやり方で彼女を誘惑するんだ!

セビジャーナスを踊って、この彼女(ヒターナ)を口説き落とすんだ!

 

2

MIRALA CARA  A CARA  QUE ES LA SEGUNDA

ミララ   カラカラ      ケラ   セーグンダ

QUE ES LA SEGUNDA

ケラ   セーグンダ

MIRALA CARA  A CARA  QUE ES LA SEGUNDA

ミララ   カラカラ     ケラ  セーグンダ

MIRALA CARA  A CARA  QUE ES LA SEGUNDA

ミララ   カラカラ     ケラ  セーグンダ

QUE ES LA SEGUNDA

ケラ   セーグンダ

COGELA POR EL TALLE LA CARA JUNTA

コヘラ   ポレタジェ  ラカラフンタ

COGELA POR EL TALLE LA CARA JUNTA

コヘラ   ポレタジェ  ラカラフンタ

ESA GITANA    ESA GITANA    ESA GITANA

エサ  ヒターナ   エサ  ヒターナ   エサ  ヒターナ

SE CONQUISTA BAILANDO POR SEVILLANAS

セ    コンキスタ  バイランド ポル セビジャーナス

2番和訳

彼女の方を向こう さぁ2番だ!

さぁ2番だ!  彼女の方を向こう。

さぁ2番だ! 彼女の腰に手を回して引きよせよう!

セビジャーナスを踊って、この彼女(ヒターナ)を口説き落とすんだ!

 

3

MIRALA CARA  A CARA  QUE ES LA TERCERA

ミララ   カラカラ      ケラ   テルセーラ

QUE ES LA TERCERA

ケラ   テルセーラ

MIRALA CARA  A CARA  QUE ES LA TERCERA

ミララ   カラカラ      ケラ   テルセーラ

MIRALA CARA  A CARA  QUE ES LA TERCERA

ミララ   カラカラ      ケラ   テルセーラ

QUE ES LA TERCERA

ケラ   テルセーラ

Y VERAS CON QUE GRACIA TE ZAPATEA

イ ベラ コン ケ グラシア テサパテア

Y VERAS CON QUE GRACIA TE ZAPATEA

イ ベラ コン ケ グラシア テサパテア

ESA GITANA    ESA GITANA    ESA GITANA

エサ  ヒターナ   エサ  ヒターナ   エサ  ヒターナ

SE CONQUISTA BAILANDO POR SEVILLANAS

セ    コンキスタ  バイランド ポル セビジャーナス

3番和訳

彼女の方を向こう さぁ3番だ!

さぁ3番だ!  彼女の方を向こう。

さぁ3番だ!  かっこ良い!  足の打ち方!!!

セビジャーナスを踊って、この彼女(ヒターナ)を口説き落とすんだ!

 

4

EN LA CUARTA LOS LANCES DEFINITIVOS

エンラクアルタ ロ  ランセ デフィニティボ

DEFINITIVOS

デフィニティボ

EN LA CUARTA LOS LANCES DEFINITIVOS

エンラクアルタ ロ  ランセ デフィニティボ

EN LA CUARTA LOS LANCES DEFINITIVOS

エンラクアルタ ロ  ランセ デフィニティボ

DEFINITIVOS

デフィニティボ

QUE SE SIENTA EN SU VUELO PAJARO HERIDO

ケ     セシエンタ   エンスブエロ      パハロエーリオ

QUE SE SIENTA EN SU VUELO PAJARO HERIDO

ケ     セシエンタ   エンスブエロ      パハロエーリオ

ESA GITANA    ESA GITANA    ESA GITANA

エサ  ヒターナ   エサ  ヒターナ   エサ  ヒターナ

SE CONQUISTA BAILANDO POR SEVILLANAS

セ    コンキスタ  バイランド ポル セビジャーナス

4番和訳

さぁ4番だ! 彼女を落とす、奥の手を使うよ。

さぁ4番だ! 奥の手を使うよ。

さぁ4番だ! 自分を傷ついた小鳥のように感じてもらおう。

(大切に守られていると感じさせよう っていう意味だと思います (^_^;))

セビジャーナスを踊って、この彼女(ヒターナ)を口説き落とすんだ!

さて、セビジャーナス『SEVILLANAS PARA CONQUISTAR』の歌詞はいかがでしたか?

いやぁ かなりざっくりとした口説き落としかたで実現性はかなり低そうでしたね (−_−;)

日本で実践したら、、、多分通報されます ((((;゚Д゚)))))))

それにしてもタイトル通り

踊りながら、彼女に猛烈アタックしている内容で、スペイン人っぽいかも。

確かに現地の人がペアで踊る姿は、この歌詞が決して大げさに感じない入り込みっぷりなんですよ!

自分が面白いなと感じるのは、3番の歌詞。

実際の3番の踊りの振り付け振り付けでは、
踊り手が足を打ち鳴らす見せ場があるのでそれを引っ掛けて歌詞に書いてあります。

実際、この『SEVILLANAS PARA CONQUISTAR』の歌詞って
まさにセビジャーナスの踊りにぴったりだと思うんですが、

そのわけは、、、

 

ペアで踊ろう

セビジャーナスの踊りは本来は男女のペアで踊ります。

日本だと踊りを習っているのは圧倒的に女性が多いので、

男女がペアで踊っているイメージがしにくいかもしれませんね。

そんな時こそ、さっきのカセタの話を思い出してくださいね ^ – ^

セビジャーナスは伝統的な民族舞踊で、
セビージャの人ならほぼ老若男女問わずに踊れるんですが
自分は男女のペアで踊られているのしか見たことがないんです。

 

えーーー

 

じゃ踊れる男子を探さなきゃ。。。

いやいや

別にそういうことが言いたかったわけではなくて、
実はこの『ペアで踊っている』というところがポイントなんです。

セビジャーナスの歌は基本的に1番から4番までで1セットになっていますが、
歌の中でペアの相手とすれ違う振り付けがたくさん出てきます。

その振りのことをパサーダ PASADA と言います。

一緒に踊っている相手と場所を入れ替わりながら踊る振りのことで、
上手い人ほどこの時に『振り付け以外の何か』を付け加えている気がします。

相手の目を見てまるで映画の中で主人公がお姫様をエスコートするような雰囲気の2人や、
喧嘩で言い合いをしているような掛け合いの二人。

あれがとても大事なんですよ!

長年連れ添った風の年配のご夫婦や、友達同士
別に相手が男女どちらであろうと、どのパレハを見ても『自分一人』で振り付けを踊っていないんですね!!!

自分がセビージャのフェリアで何度も目にした光景があります。

それは、、、細かい振り付けは知らなそうなおじさんや、
あるいはテキパキとは動けないようなおばぁちゃんが本当に『オレ!』と
歓声が上がるような格好よさでセビジャーナスを踊る姿。

共通していたのは、

基本的にあまり動きすぎず

相手の動きをよーーく見て踊っていてここぞの時に
相手と呼吸を合わせてパサーダを決めていたところなんです!

その逆に、動きはキレキレなのに何かが合っていない人。。。。

たとえ踊りそのものはうまくても、
相手の呼吸を気にせずに踊っているとやはり良くは見えないんですね。

んん 深い。。。

曲の中で相手と呼吸を合わせることが大切。

だから相手と絡む『パサーダ』は、ある意味一番の見せ所。

上手い人たちを見ていると踊りで会話をしている感じです。

そして何曲かセビジャーナスを聴けばわかってきますが、


何千何百とあるセビジャーナスの歌の長さは

全て同じなんです!

だからセビジャーナスはブレリアやアレグリアスなんかのように
『○◯コンパスで!』みたいな説明をまずしません。

なるほど!!

お決まりの長さがあるから
カセタの中で同時にたくさんのパレハが踊ってもみんな曲の最後でピタッと止まって

 

OLE!!!!!!!

となるんですね!

あの一体感はフラメンコの他の曲とまた一味違いますね!

『セビジャーナスの中には踊りの全てが詰まっている』からこそ、
最初に習う曲として良いと思うんですけどさらにその本当の面白さが伝わったら素晴らしいなと思います。

スペインに行く事だけが全てでは決してないんだけれど、
もし春にセビージャに行くことがあったら1度はフェリアを覗いて見ることをお勧めしますよ。

その曲がどんな風に演奏されているのか、踊られているのかを感じる事って、
何時間も練習しても分からなかった事を、一瞬で理解させたりしますからね。

これは自分の経験なんですけど。

さぁここまでセビジャーナスの世界を見てきましたが、
その面白さを少しでも感じてもらえましたか?

フラメンコロイドのライブでもたまに、
ブレリアの後にセビジャーナスをやる事があるんです。

ブレリア同様、盛り上がると踊り未経験でも前に出てきて一緒に楽しんでくれる人たちがいます。

そんな時は踊りが上手いとか知らないとか、
そんなことは全く気にならず自分たちと一緒になって楽しんでいる姿に熱くなります。

フラメンコの踊りをやっている人も、そうでない人も
音楽の中で体を動かして楽しめるライブをこれからも目指して行きたいと思います!

 

それでは、また!

これからも応援のほど、よろしくお願いします!